~こだわりのおやじ「津弥や(つやや)」を語る。~

磯部:大学を出てオヤジの後を継いで八百屋をずっとやってきました。 どんどんと会社は大きくなっていき、食品卸売業として北勢市場の方に移転して、レストランであるとか、日本料理店、会社、食堂、病院とかに食品を卸していました。 そのなかで地元の野菜であったり、無農薬の野菜であったり、こだわりのモノであったり、・・・をお客さんに提案したんですけれども、 そういった商品がなかなかうまく使われない・・・じゃぁ自分でやってみようかということで、鈴鹿市の神戸で3年半前に「うどん・津弥々」を開店したんですね。
それで、以前から会社の付き合いもあり、大先輩でもある内田さんに、経営面や人の面であるとか、プロデュース面などで「内田さんどう?こういう場合はどうしたらいい?」 などアドバイスを貰ってたんですよ。 自分の中で考えて、頭がこんがらがって、もやもやっと前が見えないときに内田さんに「どうしよう」って聞くとなんかすっきりと整理してくれるんですよ。
「それは、こうこうこうせい」と。「あっそうかぁ!!」みたいなね。で、去年の秋まで「うどん・津弥々」をやりながら、やはり本業とは別業種であるという点や、 経営的な面、人的な面とかでなかなかうまく機能せず、どうしようかなってかなり悩んでいたんですよ。

内田:そう、かなり悩んでいたよね。やめようかなって。その時、言ったんだよね。
「津弥々をやる時、無農薬の野菜をもっと広めたいとか、こだわりのある店にしたいとか、 あんたの持ってた夢をここで断ち切ってええんか、津弥々ってそんな軽いもんやったんか?」
ってね。もう一度、自分の夢を実現するために考え直してみたらどうなんやって。

磯部:まさに救世主でしたわ。内田さんと話す中で、白子に移転させて、もう一度やってみようという気になり、 どうせ乗りかかった船みたいなもんだから内田さんが全てのトータルプロデュースをやってくれないかとお願いしたら、快諾してくれまして(笑)

内田:快諾・・・?長い付き合いやもんね。くされ縁ちゅうのかね?

磯部:内田さんとは鈴鹿商工会議所の青年部で出会って、もう25年くらいになりますかね。

神谷:まだ鈴鹿にソープランドあったころの話?(笑)

磯部:いやいや、鈴鹿にはないから・・・!

内田:てっきり連れてってもらえると思って付き合ってたのに違うんだよね、話が・・・。ガッカリだよー・・・。

金重:昔あったのが燃えちゃったんだよね・・・ソープ!(笑)

一同:ええっ・・・本当に・・・?(笑)

内田:磯部さんの一番いいところはこだわりがないところ。人間がおおらか。 だから経営もおおらかだし、神戸のお店が大変になっていったのもおおらかすぎてさ。
うどん屋さんだからお昼はいいんだけど夜に全然お客さんが来なかったんだよね。

神谷:読みが甘かった・・・? 官庁街だから、こんなにたくさん人がいるから、ここで昼はうどん屋やって、夜はちょっと居酒屋でもやったら、こんなに客が来る場所はない。 絶好の場所だろうと思って市役所の真横に作ったのに、市役所には居酒屋で一杯っていう人がいないの・・?なんてね・・・。

内田:景気の良いころとは違って、昼飯も外に食べに出てこないしね。(笑)

神谷:昼飯も嫁さんの弁当かなんかで、夜はまっすぐ家へ帰るみたいな感じだしね・・・。

金重:神戸近辺って通勤している人たちはさ、ほとんど車でしょ。ということは夜飲みには行けないもんね。 そういう点では白子は駅前だから、立地はだんぜんいいよね。